あ、金魚飼ってます。
うちの金魚は10年近く生きているような気がします。
写真は去年撮ったものです。3匹の魚がいます。
画質が粗末でピントも合っていないので分かりにくいかもしれませんが、右から小さい金魚、大きい金魚、一番左にアブラハヤが写っています。アブラハヤは4年くらい飼っています。
彼らも順風満帆に飼われていたわけではありません。
ものぐさな飼い主のせいで年に1回くらいの頻度で水質が崩壊します。
今回は冬の終わりにそれが起こりました。
気候が暖かくなり、水温が上昇した事で水槽内に水カビが大量発生し、きわめて汚染された環境となったため、魚の活性が著しく下がり、とくに長年飼っている大きな金魚が瀕死の状態になってしまった訳です。
このたびは水温上昇が引き金となりましたが、原因は明らかな水質の劣悪さだと思いました。
1年くらい掃除をしていなかったうちの水槽の水質は相当劣化していてカビが発生する環境が十分に整っており、あとは春を待つだけの状態だったのでしょう。
事件は一日にして起こりました。
家に帰ったら水槽の水がやたらと白濁しており、なんだかよくわからない白い物体がプカプカとあるではありませんか。
それは水カビだとすぐに分かりました。
魚も底の方に沈んで居たのでとりあえずカブト虫を飼う用のケースに水槽の水を移して彼らを取り出しました。
魚を観察したところ、大きな金魚が最も弱っており、体にカビが生えていました。
カビは背ビレと尾ビレ、エラにまでついており、早急に処置をしないとマズイと思い、何より先に水質を改善するよう行動しました。
先ず、水槽の水を全部捨てて底砂を洗いました。これは普段やらない乱暴な方法ですが、状況的にそれしか選択肢がなかったので仕方なくやりました。
ろ過装置を水洗いしたとき、吸水口にヘドロのようなものがビッシリだったのでドン引きしました。誠に遺憾に思いました。
水槽に新しい水を入れて、ろ過装置を再び動かし、水温が落ち着くのを待ってから魚を戻しました。
水温の急激な変化が魚に最もダメージを与えるのでここが一番重要な作業だったと思います。マジで即死するので。
水替えをしたあとに入れる中和剤を今回は切らしていましたが、緊急事態なので仕方ありませんでした。
とりあえず応急処置は終わりです。
しかし、これで処置は十分とは言えません。再びカビが蘇るかもしれないからです。
次に水カビの除去と魚の治療をするため、水槽にメチレンブルー水溶液という魚用の薬品を投入しました。
これを入れると水槽の水が「ブルーレットおくだけ」をやったトイレのように真っ青になります。
あまりの毒々しさに大丈夫かなと思いましたが、これは効果がテキメンだったようで、2日後には大きな金魚の体から水カビが消えていました。
これは容量、用法を正しく守った効果だと思いました。めでたしめでたし。
と、安心したのも束の間で3日目の朝、今度は小さいほうの金魚に異変が起こりました。
小さい金魚は目立った水カビの被害も無く前日まで元気に泳いでいたので、それはまさに青天の霹靂でした。
その日は明らかに泳ぎ方がおかしく、逆さまになって底にいたと思ったら狂ったように水面近くまで上昇し、その後、また逆さまになって力なく底に沈んでいくという動作を繰り返していました。
もしかしたら小さい金魚にはメチレンブルー水溶液が効きすぎたのかもしれません。大きな金魚が助かったのに比較的元気だった小さな金魚が死んでしまうのかと思うと皮肉なものです。水槽の管理を怠った僕のだらしなさに怒りと悲しみがこみ上げてきました。
長年飼っていた動物が死んでしまうのは魚といえどもとても悲しいものだなと思いました。毎日魚を食べているのにね。
2、3日のあいだ様子を見ましたが状態は変わらず、翌日動かなかったら埋葬してあげようと思いました。
そして、翌日。
「嘘、だろ………。」
小さな金魚は嘘みたいに元気に泳いでいました。
その後、一月くらい経過しましたが3匹とも水温の上昇とともに活性が高まり、いつもどおり泳ぐ姿をみせてくれています。
小さな金魚がおかしくなった原因は分かりませんが、水槽の掃除をしていれば起こらなかったことと思いますので、僕はこの事を深く反省し特に季節の変わり目には注意しようと思いました。
魚が何らかの病気にかかり、症状が軽いときには塩を入れるのも効果的なので早めに気づいたときはそうしようと思いました。
毒々しい青色の液体を投入するよりマシだと思うので。
それはこの本に書いてあり僕も以前に試し方ことがありましたので実証済みです。
金魚を飼うためにはこの本が一冊あれば十分すぎるという事が書かれているので紹介します。
但し、いずれにせよそういう対処をすることにより魚にダメージを与えることは確かなのでなるべくやらない方が良いに決まっています。
日頃の行いが大事です。
それは日頃の人間関係も同じで放置プレイは良くないです。
エサだけ与えておけば大丈夫だろうと思っていると(比喩です)それが大きな落とし穴になり、そのうち痛い目にあうことがあるかもしれません。
何が言いたいのか分からなくなってきたのでこの辺にしておきます。
とりあえず、魚が蘇ってよかったです。
それでは。