kawaの日記

あとは流れでお願いします。

全部雪のせいだ。

朝、会社を出たとき雪は降っていなかった。そう、今日はイケメンの後輩とふたりで静岡県の工場に出張だった。

 

出張先に着いたとき、現地の課長は言った。

「おおっ、馬鹿がふたりきたぞー。」

会っていきなりなんて事を言うのかこの馬鹿課長がっ、と思ったが天気予報はすでに大雪を予想しており、このあと帰路を断たれる可能性は高く、この◯◯課長の指摘は当たらずとも遠からず我々は言葉を失った。

 

「おまいら泊り確定だな。」と課長は言ったが僕らはそのつもりも無くニンテンドー3DSは持参して来なかった。早く仕事を片付けて帰るしかない。そう思った。

 

昼食を済ませた頃、降り始めた雪は早々に積り始めたので、工場からは早々に帰宅指示が出たらしく、皆早々に帰り支度を始めた。工場のメンバーが帰りゆく中、出張に来てしまった我らが仕事を終えたのは14時半。

 

ここで得たものを秦野市の取引先へ運ぶ約束となっていたので、道路の状況を確認してみた。

 

帰り道は3ルートあるのだが、ひとつは「天下の剣」と呼ばれる箱根峠を越えるコースなのでこんな大雪の日の通行など即却下である。

 

2つめは東名高速道路。これが最短コースだ。とりあえず新富士ICから東名に乗ったが、沼津あたりからチェーン規制区間となっており、ノーマルタイヤを装備した僕等の車は乗り込んだ次のインターチェンジで高速道路を降りることを余儀なくされたのだった。

 

そして3つめのルートである国道246号線を走って帰るという一択だけが我々に残された選択肢だった。この道路がどこかで通行止めになっていたらもう泊まるしかなかった。

 

沼津あたりで上司から電話で「宿を探せ。」という的確な指示があったが無視した。

 

確かによくよく考えれば沼津あたりで寿司でも食べながらビールを飲んで朝を迎えるのもやぶさかでは無かったが、後輩は今週末に国家試験を受ける予定らしく、「帰って試験勉強をしたいです。」という殊勝な台詞を聞いたからには何とか家まで届けたいという思いが先行し、僕は上司の指示を結果的に無視して御殿場を過ぎたところまで突っ走ったのだった。

 

そのあと少し後悔した。雪は激しさを増して吹雪いてきたからである。ここで諦めたら泊まるところはラブホしかない。なんということだ。

 

イケメン男子である後輩とラブホなどで一泊する事となった場合、社内で僕のホモ説が浮上し、さらには女子達の嫉妬の嵐に巻き込まれるのは確実だろうと考えただけで寒気がしてきた。全部雪のせいだ。この状況から切り抜けるため僕は運転に集中した。

 

粉雪舞う季節はいつもすれ違いと言うが、雪道で轍を踏み外したらすれ違いでは済まないので、とにかく運転に集中したのだった。

 

走る事3時間で秦野市に到着した。取引先の社長は既に帰宅していたので荷物の搬入は結局翌日に行う事とした。

 

それぞれ直接家に帰るため、僕は途中で後輩に車を託して歩いて帰ることにした。

嫁さんに「歩いて帰ってこれるのか?」と聞かれたので、「僕の靴はスタッドレスだから大丈夫だ。」と言って安心させた。

 

帰りに立ち寄ったコンビニから見える景色は白く、スキー場の近くに来たかような気分になった。

 
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疲れた。